三鷹市新川のほり歯科クリニックです。
5月&6月は「歯科健診」のシーズンです。
当院でも校医をしている保育園・幼稚園・中学校での歯科健診が続きます。
さっそく今日は「ちしろの木保育園」での歯科健診・・・。
約90名の園児(0歳~6歳)のお口のチェックを行いました。
いつも通り、むし歯のある園児はほぼいませんね。
”2~3名くらいだったかな?
さて、「歯科健診」と「歯科検診」の違いってご存じでしょうか?
どちらも『しかけんしん』と読み方は同じなのですが、それぞれには違う目的があります。
★自治体や学校で行う義務的な「歯科健診」
日本では1歳半健診・3歳健診に加え、小学校~高校までで「歯科健診」の実施が義務付けられています。
学校保健法に基づき、小・中・高に通う生徒に対して、むし歯・歯肉の状態・汚れの付着状態・噛み合わせ・顎関節など
お口の問題点を指摘し、歯と口の健康づくりの正しい知識や生活習慣を身につけるよう指導します。
あくまで、義務的に実施する「歯科健診」はスクリーニング(ふるいわけ)であり、精密な歯の検査ではありません。
★歯科医院で行う「歯科検診」
「歯科健診」の目的がスクリーニングに対して、歯科医院で実施する「歯科検診」は歯の異常を早期発見し治療に結び付ける目的で
実施されます。歯科医院で実施される「歯科検診」は、「歯科健診」と異なり設備や機器が充実していることから、より精密に
検査が実施できます。
以上のように、学校の「歯科健診」で“異常なし”でも、歯科医院での「歯科検診」ではむし歯や歯周病などの歯の異常が見つかる
こともあるのです。